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Bitcoinのプライバシーと匿名性

2011年04月26日 火曜日 サトシ・ナカモト
「私はビットコインを私のやり方と同じように考えてくれることを願っています。アナキストがシステムを打倒する為に使用する全能の闇市場のツールとしてではない」
「私はビットコインを私のやり方と同じように考えてくれることを願っています。アナキストがシステムを打倒する為に使用する全能の闇市場のツールとしてではない」
サトシ・ナカモト 2009年11月25日 午後06時17分23秒
ビットコインはビットコインアドレスからビットコインアドレスへ送られますが、これはランダムの数字で、身元特定情報は含まれません。
ブロックには、コインが送金された送金先のビットコインアドレスの履歴が保存されています。ビットコインアドレスの利用者の身元情報が知られず、アドレスを一度のみの使い切りにすれば、ブロックの情報から分かるのは、ある匿名の人物がある金額をある別人に送ったという事実だけです。
匿名やニックネームを使ってプライバシーを隠したいなら、自分が使っているビットコインアドレスに紐付けて身元特定情報を明かさないことです。ビットコインアドレスをウェブに投稿すれば、自分の投稿ネームがそのアドレスに紐付けされ、このアドレスに関わる全ての取引に紐付けされます。ハンドルネームで投稿すれば、自分の身元そのものには紐付けせずにニックネーム状態をキープできます。
プライバシーを高めるためには、ビットコインアドレスは一度のみ使い切りにするのが最善策です。「オプション(Option)」から「アドレスの変更(Change Your Address)」を使えば、好きな回数だけアドレスの変更ができます。IPアドレスで送金しようとすると、毎回、自動的に新しいビットコインアドレスが作られます。
Bitcoinホワイトペーパー
第10章「プライバシー」
伝統的な銀行業モデルでは、一定レベルのプライバシーは、情報へのアクセスを関係者と信用される第三者に限定することで達成される。この手法からは全ての取引の公表の必要性は除外されるが、プライバシーの保護は情報の流れを別の場所で遮断することによっても可能である。
それは公開鍵を匿名にすることである。ある金額を誰かが他の誰かに送金した事実は公に知られるが、取引を特定の個人に紐付けする情報は付されない。これは株式市場で公開される情報のレベルと同じである。株式市場では、個別取引の時間とサイズ、つまり、「テープ」は公表されるが、それに関わる関係者が誰かは分からない。

追加の防御壁として、取引が共通の一人の所持者に紐付けされるのを防ぐため、取引のたびに新たな鍵ペアを使用しなければならない。複数の入力のある取引では、それらの入力の所持者が同一人物であったことが必然的に明かされるため、ある程度の紐付けは避けられない。そのリスクとは、ある鍵の所持者が明かされると、紐付けにより、同一の所持者による別の取引も明らかにされる点である。
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